相談支援室からのお知らせ

平成30年度 第2回淀川オレンジネット研修会に参加しました

平成31年3月28日(木曜日)14時から淀川区役所において、淀川区オレンジネット研修会「介護とストレス」を開催しました。在宅医療・介護に関わる専門職(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、ケアマネジャー、ホームヘルパー等)の方々や地域を支える(地域包括支援センター、見守り相談室、民生委員等)59名の方々にご参加いただき、ミニレクチャー、事例検討グループワークを行いました。


演題

「介護とストレス」

講師

遊心会 咲く花診療所(認知症疾患医療センター 連携型)
田中 一先生

概略

近年、急速な高齢化や家族形態の著しい変化、医療構造の変化等により、療養の場が病院から在宅に変化してきてます。日本では従来高齢者介護は家族が主体となって担ってきたが、核家族化、夫婦のみの世帯、高齢者のみ世帯等家族をめぐる状況に大きな変化がみられるようになりました。そのため介護に負担を社会全体で支える仕組みとして2000年に介護保険制度が導入されました。しかし、多くの要介護者の主な介護者は家族であり、家族が抱える介護負担(介護ストレス)をいかに軽減していくかが要介護者が在宅での生活を続けられるか重要になります。

今回の講義では重度な認知症状を持つ要介護者は認知症状を持たない要介護者よりも介護者のストレス度は高く、憎しみや虐待等を経験した介護者が多いということが分かりました。また今回の研修参加者に「心身疲労度チェック表」を実際にチェックし自分のストレス度を測りました。ストレスの改善方法の一つとして、自律神経調整法(生活リズム調整、睡眠の調整、食品の調整、運動療法、自立訓練、緊張緩和)について説明がありました。

グループディスカッション
グループワーク1「認知症の方をケアする中でどんな時にストレスを感じますか?」、グループワーク2「私のストレス解消法について」は
各々のストレス解消法を出し合いながら各自の経験を通じて介護等のストレスを持っている方への接し方についても話し合いました。

参加された方々のアンケート結果

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