医師会事業・かかりつけ医について

医師会事業

医療機関情報事業 医師会ホームページを運営し、皆様へ会員医療機関の情報を提供いたします。
休日夜間応急診療事業 大阪市の救急医療事業に協力しています。日曜・祝日および年末年始の朝から夕までの時間帯には十三休日急病診療所に医師会会員の医師が交代で出務しています。
また、平日を含む夜間の時間帯には、大阪市西区にある大阪中央急病診療所に出務しています。
介護保険事業 介護保険認定審査会の医療分野委員として認定審査業務への協力を行っています。また、各診療所では介護認定審査時に必要な「主治医意見書」の作成を行っています。
地域保健事業 次の各事業について医師会会員が出務するなど地域保健活動に協力しています。

  • 保健福祉センターの行う予防接種事業、健診事業、健康相談への出務をおこなっています。また各医療機関においても個別の予防接種や特定健診・がん検診などの委託事業を行っています。
  • 淀川区役所や地域等でおこなわれる健康講座などへ講師を派遣し、地域の皆様の健康の保持と増進を図ることに協力しています。
  • 毎年9月頃に「みんなの健康展」を淀川区歯科医師会・淀川区薬剤師会との共催で淀川区民センターにて開催しています。当日は医師会会員による健康(医療)相談や骨塩定量検査などを実施し、区民の皆様の健康意識の向上に寄与しています。また、区民まつり、救急の日などの各行事への出務をしています。
学校医・園医事業 幼稚園から高校までの各学校の学校医として、児童・生徒の心身ともに健やかな成長を見守りつつ学校保健活動を行っています。また学校医会、園医会を組織し学校医活動に取り組んでいます。
産業医事業 淀川地域産業保健センターの健康相談などに出務し協力を行っています。また、区内の事業所より産業医の問い合わせなどがあった際には、産業医を紹介しています。
看護師等養成所の運営 地域医療の充実をはかるため、看護師・准看護師の養成に取り組んでいます。
共同利用施設の運営 訪問看護ステーション、ケアプランセンターを運営し、地域において、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制の確立を目指しています。

かかりつけ医って何?

淀川区医師会では、家族一人ひとりの体質、病歴を把握し、気軽に健康に関する相談ができ、病気にかかった時には適切な診療がスムーズになる「かかりつけ医」を持つことを推奨しています。

かかりつけ医とは

かかりつけ医は、家族みんなの健康のサポーターです。
常日頃から何でも気軽に相談できる健康相談の窓口となる心強い存在です。

病気にかかった時には家族一人ひとりの体質、病歴や生活習慣を知った上で、病状を把握し、必要な検査や治療方法についてわかりやすく説明してくれ、必要に応じて専門の病院に紹介することにより病院での診断や治療を円滑に行うことができるようにする、医療と患者さんとの架け橋的な存在です。

また、訪問看護、入浴サービス、特別養護老人ホーム入所などの医療・福祉サービスを利用する際に必要な「指示書」や「意見書」を作成するなど介護・在宅ケアの支援もいたします。

たよりになるかかりつけ医を持ちましょう Q&A

A「かかりつけ医」とは、あなたとご家族の健康管理をしてくれる身近なお医者さんです。病気のこと以外にも健康相談などいろいろな問題について気軽に相談できる、健康生活の水先案内人です。

A1)あなたのこれまでの病気や食物・薬のアレルギーのことなど、健康に関することすべてを管理します。
2)病気だけでなく、介護が必要なお年寄りに対して医学的な意見を述べ介護プラン作りに参加します。
3)くわしい検査や入院が必要な場合は適切な専門医や病院を紹介します。
4)その時は、あなたの検査結果・治療内容を紹介先に提供します。
5)紹介先での検査・治療が終われば、その結果は「かかりつけ医」に報告され、引き続き治療を行います。

A最近は、医療が細かく専門化され、いざというときに自分の病状にあった医療機関を選ぶのが難しくなっています。自分にあった医療機関を選ぶためにもなんでも相談できる「かかりつけ医」を身近に持つことが望まれます。

A●大病院にくらべ待ち時間が短く、受診の手続きも簡単です。
●親身になって診察をします。
●どんなことでも相談にのります。
●あなた以外の家族の方の相談にものってくれます。
●大病院では予約が必要な検査もすぐにできることも多いです。
●入院やくわしい検査が必要な時も適切な病院に紹介してくれます。

A「かかりつけ医」は何科のお医者さんでもかまいません。自分の生活にあわせて選んでください。病気のない方がこれから探すということであれば、できるだけ近所のお医者さんがいいでしょう。

Aまだ「かかりつけ医」をお持ちでない方はお気軽に淀川区医師会(06-6301-3783)までお電話ください。 また、医師会のホームページや淀川区内かかりつけ医マップ(→医療マップ)などを参考にして選ぶのもよいでしょう。

A特に決まりはありません。変更の際は今までの病気の経過や治療内容などを書いてもらえばスムーズに運ぶでしょう。ただし、あなたの健康を担う大事な「かかりつけ医」をむやみに変更するのはあまりおすすめできません。

A病院にかかりたい時は「かかりつけ医」で診てもらい、詳しい検査や治療が必要と判断されたら紹介状を書いてもらいましょう。これは大病院に上手にかかるコツともいえます。「かかりつけ医」は病院の専門医と勉強会などを通じ「この病気は○○先生が詳しい」というような情報を持っています。

A1)軽い風邪でも3時間待ちの3分診療です。
2)主治医がよく変わります。
3)紹介状がないと診察料が割高になります。
4)検査が重複するなど無駄な検査を受ける羽目になります。
5)そのため何回も通院し何週間も待たされることにもなります。
6)外来が混雑し本当に高度な医療が必要な場合に支障をきたします。

A1)優先的に検査や診察を待たずに受けることができます。 2)いままでの検査や診察の情報が事前に送られるので、治療や検査がダブることなく効率よく受けられます。 3)希望の医師の診察が受けることができます。

A淀川区医師会の会員の診療所、中小病院では概ね淀川区区内および近隣の主たる病院(例えば、十三市民病院、大阪回生病院、淀川キリスト教病院、済生会中津病院、北野病院、住友病院、厚生年金病院、阪大病院、大阪市立総合医療センター等)と病診連携の実績があります。

Aたしかに医療費が余計にかかるような印象を受けます。しかし、最初から大きな病院にかかると、特定療養費とよばれる自費分が上乗せされたり、病気によってはさらに別の専門病院に紹介されたりすることもあります。まず「かかりつけ医」に相談して適切な病院を紹介してもらうことが費用や労力を節約することになります。

A「こういうときは様子をみる」「こういうときは救急を受診する」など前もって「かかりつけ医」と相談しておくとよいでしょう。また淀川区医師会では休日は十三休日急病診療所、夜間は中央急病診療所にて、「かかりつけ医」が急病患者さんに対応しています。こちらもご利用いただければと思います。

A往診をできるところと、そうでないところがあります。往診できない場合でも必要なときは往診のできるお医者さんを紹介してもらえます。あなたの「かかりつけ医」に相談してみてください。なお、このホームページの医療マップでは、各医療機関での往診の可・不可を掲示していますので、ご参考になさって下さい。

Aまずは「かかりつけ医」に相談しましょう。あなたの病状にあわせて適切な医療機関を紹介してくれます。しかし、危険な状態(大ケガ、大やけど、意識がない、ぐったりしている、激しい頭痛と嘔吐、がまんできない胸痛や腹痛、呼吸困難、血を吐く)の時は一刻をあらそいます。「かかりつけ医」と連絡のとれない場合は救急車を要請し救急病院に行きましょう。そのあとは病院の医師と「かかりつけ医」が連絡しあい、あなたにとっていちばんよい治療方針を考えていきます。

Aあらかじめ伝えたいことはメモをしておくとよいでしょう。あなたの病状をきちんと伝えることがとても大切です。また、治療方法を決めるのは最終的にはあなた自身です。わからないことは遠慮なく何度でも質問してください。