令和6年度 学校運営自己評価
令和6年度の学校における設置目的を達成するために学校活動全般について、「専門学校等評価基準(文部科学省)」を基に自己点検・自己評価を行いましたので、公表いたします。 閉校が決定しているため、基準5学生支援の留学生・学生寮・クラブ活動、基準7学生募集活動・入学選考、基準10国際交流は除外した。
カテゴリー・平均値 | 評 価 |
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基準1 教育理念 目的 育成人材像 全体平均値3.0(前年度2.9) |
「理念・目的・育成人材像は定めれているか」の平均値が3.0と上昇した。閉校の方針が明確に出され、特に変更点はない。 |
基準2 学校運営 全体平均値3.0(前年度2.9) |
学校運営の「人事・給与に関する制度の整備」平均値3.0だった。特に変更点はない。 |
基準3 教育活動 全体平均値2.7(前年度2.7) |
「教員の組織体制の整備」は平均値2.9だった。専任教員の未充足状態が続いているが、機能別担当制へ変更した結果、マンパワー不足であるが、最低限度の教育の質が担保でき運用できた。学生は、役割を担当する教員がわからず困惑したこともあったが、どの教員へ報告・連絡・相談していいか等考え行動できるようになった。「資格・免許取得の指導体制」については平均値2.9だった。機能別担当制へ変更したため、全学生の資格・免許取得を目指し年間計画を立て、模擬試験の結果に基づき個別指導を行い、学生個々の成果に繋がるように関わった。 |
基準4 学修成果 全体平均値2.5(前年度2.5) |
就職活動支援は、学生個々が看護職募集の資料を閲覧できるとともに、必要時に相談できる体制としている。また、実習病院の方が学校へ来て病院案内も行っている。令和7年2月時点の就職決定率は96%である。看護師国家試験合格率は、継続して全国平均を上回る結果を維持している。(昨年度合格率は看護学科100%) 今年度は、卒業生が来校時に閉校や在校生に向けての内容をメッセージとして記載し、玄関に設置した。閉校まで、卒業生が母校をいつでも訪れやすい環境づくりや人間関係づくりに努めている。 |
基準5 学生支援 全体平均値2.4(前年度2.4 |
心理面のサポート体制は、「スクールカウンセラーによる相談体制」を創設し10年目になる。今年度の利用者はなかった。経済面の支援は、各種奨学金制度や教育訓練支援給付金制度など多くの学生が活用している。 |
基準6 教育環境 全体平均値2.8(前年度2.8) |
「教育上の必要性に十分対応した施設・設備・教育用具等の整備」は平均値2.8だった。図書室、実習室の整備は平均値3.0であった。計画的に購入できており、機械器具類の管理も点検を継続している。図書室の文献は、学生が必要手続きをし、閲覧できるようにしている。また、図書委員を中心に「図書だより」を発刊し、情報発信をしている。 |
基準7 学生の募集と受入れ |
学校閉校に伴い除外。 |
基準8 財務 全体平均値3.0(前年度2.9) |
閉校を控え年度の収支状況は厳しい状況である。なお、適正な経費執行に務めている。 |
基準9 法令等の遵守 全体平均値3.0(前年度2.8) |
専修学校設置基準と保健師助産師看護師法に基づき、必要に応じて学則施行細則を見直している。ハラスメントを教育目標の柱にして、計画的に研修ができた。今年度は「社会に出てからの法的対応等」をテーマに研修を実施した。 |
基準10 社会貢献 地域貢献 全体平均値1.4(前年度2.2) |
社会・地域貢献に関しては、訪問看護ステーションの研修を自校において開催された。外部(国際交流含む)は除外。 |
終わりに | 学校運営自己評価の継続により課題が明確になっている。昨年評価した結果を踏まえて、『今ある資源の無駄をなくし、最大限活用し、できているところを更に伸ばす』ことを目標に取り組んだ。機能別担当制に変更したことで、学生および教職員は、多少の困惑はあったが、教職員においては柔軟に対応できた。学生の教育に関しても、看護基礎教育の求める教育の質の担保はできたと痛感している。 |